岩手県奥州市の愛宕神社本殿と、盛岡市の旧盛岡天主堂が新たに国の登録有形文化財に登録されることになりました。
文部科学大臣の諮問機関である国の文化審議会が7月19日、登録するよう答申しています。

このうち奥州市の愛宕神社本殿は1714年に建設され、この時代に仙台藩に送る米を保管する蔵があった集落の鎮守として信仰を集めました。

当時としては手の込んだ木を組み合わせた屋根の支え方の手法などが貴重とされています。

一方、盛岡市にある旧盛岡天主堂は大正元年の1912年に市内本町通に四ツ家教会として建設され、1978年に現在の盛岡大学附属高校の敷地に移築されました。

内部はアーチ状の天井で円柱には飾りが施されるなど、大正時代当時の洋風建築の様式を伝える木造建造物です。

今回の2件を加えて県内の建造物の登録有形文化財は108件となります。

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