第171回芥川賞・直木賞の選考会が17日午後開かれ、芥川賞には朝比奈秋さん(43)と松永K三蔵さん(44)の2作品が選ばれました。

芥川賞に選ばれた2作品の一つで朝比奈さんの「サンショウウオの四十九日」は、同じ身体を共有する「結合双生児」として生まれた姉妹の物語で、医師でもある朝比奈さんが医学的な視点も加えながら描いています。

松永さんの「バリ山行」は、会社の付き合いを極力避けてきた主人公が、通常の登山道でない道を行く、難易度の高い登山「バリ山行」に会社の同僚と挑む物語です。

また、直木賞には一穂ミチさん(46)の「ツミデミック」が選ばれました。

「ツミデミック」は罪とパンデミックがテーマになっていて、コロナ禍で生きる人々の「罪」を描いた6つの物語からなる短篇集です。

先の見えない生活の中で、人生が思いもよらない場所にたどり着く様子が描かれています。

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