真田広之さん

 米テレビ界で最高の栄誉とされる第76回エミー賞の各賞候補が17日発表され、ドラマ「SHOGUN 将軍」に主演した真田広之さんが連続ドラマ部門の主演男優賞にノミネートされた。同作品のノミネート数は最多の25に上った。発表・授賞式は9月15日にロサンゼルスで開かれる。

 主演女優賞にアンナ・サワイさん、助演男優賞に浅野忠信さんと平岳大さんがノミネートされた。作品賞や監督賞、脚本賞の候補にも挙がった。いずれも連続ドラマ部門。ロサンゼルスを拠点に活動を続ける真田さんは、作品のプロデュースも手がけた。

 日本人がエミー賞の主演男優賞候補になるのは異例。1981年に故三船敏郎さんがノミネートされており、米芸能メディアは真田さんが「ミフネの足跡に続いた」と報じた。三船さんの受賞はならなかった。

 作品はジェームズ・クラベルさんのベストセラー小説が原作で、戦国時代を舞台にしている。真田さんは徳川家康がモデルの武将を演じた。連続ドラマ部門の主演男優賞に計6人、作品賞に計8作がノミネートされた。(共同)

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