『この世界の片隅に』の原作者で、広島市出身の漫画家こうの史代さんのイラストや漫画原画を展示した企画展が呉市の美術館で開かれています。

この企画展は、広島市出身の漫画家こうの史代さんの作品、『夕凪の街 桜の国』の出版20周年を記念したもので、漫画の原画など171点が展示されています。

『夕凪の街』は、原爆投下から10年が経った広島市で暮らす被爆者の女性を描いた作品で主人公の抱える被爆の記憶や穏やかな日々の暮らしが繊細に描写されています。
また、会場には漫画『この世界の片隅に』の原画も展示され、訪れた人はこうのさんの世界観を堪能していました。

【奈良から訪れた人】
「絵も細かくて漫画で見るのとは違った一面があって。感動して言葉が出ないです」

【呉市立美術館・豊田芳春 学芸員】
「一つ一つの、こうの先生の気迫や漫画原画にかける熱意を皆さんに感じてもらいたい」

『こうの史代漫画原画展』は呉市立美術館で9月8日まで開催されています。

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