「社参の儀」で白馬に乗って八坂神社に向かう稚児。奥は長刀鉾=京都市下京区で2024年7月13日午前9時50分、山崎一輝撮影
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 京都・祇園祭のハイライトの一つとなる前祭(さきまつり)の山鉾(やまほこ)巡行(17日)で、先頭を進む長刀(なぎなた)鉾の稚児が13日、京都市東山区の八坂神社で、神事「社参の儀」に臨んだ。山鉾巡行では、長刀鉾に乗り、太刀でしめ縄を切って始まりを告げる大役を担う。

 稚児を務める、京都市立洛央小6年の西川雅基さん(11)は、金色の烏帽子(えぼし)をかぶった平安装束の水干(すいかん)姿で、白馬にまたがり、大勢の行列を従えて京都市下京区の長刀鉾町会所を出発した。八坂神社では、ご神木の杉の葉で作られた「杉守(すぎまもり)」を授かった。

 社参を終えた稚児は「神の使い」として扱われ、地面を踏まないよう「強力(ごうりき)」と呼ばれる男性の肩に担がれて神社を後にする。【大東祐紀】

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