宮崎県門川町を舞台にした宮崎のご当地ヒーロー映画「天孫降臨ヒムカイザー THE MOVIE それぞれの絆」(60分)が第19回ロサンゼルス日本映画祭(9月開催)の公式上映作品に選出された。ヒムカイザーと製作関係者らが8日、河野俊嗣知事を表敬訪問し、報告した。
ヒムカイザーは、宮崎に伝わる神楽や神話をモチーフにして2010年に活動を開始。県内のイベントなどに出演し、神楽にちなんだ必殺技で敵役を倒す、子どもたちに人気のご当地ヒーローだ。
製作委員会や町によると、映画は「こどもの夢応援プロジェクト」として企画され、ふるさと納税クラウドファンディングなどで製作・宣伝費約5800万円を調達。キャストやスタッフに県民や子どもたちも加わり、22年12月~23年5月に町内各地で撮影され、同年8月に公開された。
河野知事は「ゴジラの次はヒムカイザー。そのうちレッドカーペットをヒムカイザーが歩くことになるかも」と祝福した。
門川町の山室浩二町長は「門川町オールロケということで、町の自然の素晴らしさと人の温かさを理解していただける素晴らしい作品になっている」。ヒムカイザーは「宮崎をより知ってもらうきっかけになればいいなと思っている」とコメントした。【下薗和仁】
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