NHKの稲葉延雄会長は17日の定例記者会見で、旧ジャニーズ事務所(現SMILE―UP.=スマイルアップ)のジャニー喜多川元社長による性加害問題に関連して、「被害者への補償や再発防止の取り組みが着実に実施されていることが確認されるまで、当面新規の出演依頼は行わないという方針について、全く変わりがない」として、現時点では所属タレントの新規出演契約について見送る方針を維持することを表明した。
今月から同社の所属タレントらを引き継いだ新会社「STARTO ENTERTAINMENT(スタートエンターテイメント)」が本格的に業務を開始している。
会見で稲葉会長は「具体的な被害者への補償とか、再発防止の取り組みは一定の進展があるとみている」とも述べ、「両社とは日常的にやり取りを行っているが、引き続き取り組み状況を確認し、確認が進んだ段階で新規の出演依頼を行うかどうかを判断する」と説明した。
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