県出身俳優の津嘉山正種さんによる朗読劇「10カウント ある老ボクサーの夢」が5日、那覇市のタイムスホールで開幕した。2018年から続く「沖縄の魂」シリーズ第5弾で、今回が最終章となる。物語は年老いた元ボクサーが病気の少年と出会う場面から始まる。津嘉山さんはまるで少年が会場にいるかのような語り口で、少年との魂の交流を表現。終演し、津嘉山さんが舞台を去っても観客の拍手が響きわたった。
公演は6、7日の午後2時からも行われる。津嘉山さんは「初演は14年前だが、今回が初めてのような気持ちだった。明日からの2日間も一生懸命やるだけだ」と意欲を見せた。
主催は劇団青年座、沖縄タイムス社。問い合わせは沖縄タイムス社事業局文化事業部、電話098(860)3588。(社会部・末吉未空)
(写図説明)迫真の朗読劇で観客を魅了する津嘉山正種さん=5日、那覇市・タイムスホール(竹尾智勇撮影)
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