鳥取県境港市の水木しげる記念館が、4月20日土曜日にリニューアルオープンするのを前に、17日に報道陣に館内がお披露目されました。生まれ変わった水木しげる記念館の「目玉」を一足早く紹介します。

約1年間の建て替え工事を経て、20日土曜日にリニュアルオープンする境港市の水木しげる記念館。17日に開館を記念した式典が開かれ、水木しげるさんの妻・武良布枝さんや平井知事などがリニューアルオープンを祝いました。
水木しげる記念館は、2003年3月にオープン。20年以上に渡って多くの観光客を妖怪の世界に誘い、楽しませてきました。
今回、建物の老朽化に伴い同じ場所に建て替えられ、約1年間の休館を経て、いよいよお客さんを迎え入れます。
17日は報道陣向けの内覧会も開かれ、気になるその内部が初公開されました。一足早く展示の「目玉」を紹介です。
常設展は、6つの章立てで構成されています。

岡部楓子アナウンサー:
「第1章では、水木しげるさんの生立ちを辿ります」

1922年生まれの水木しげるさん。迷信や地元の言い伝え、死後の世界を信じ、絵を描くことに熱中していたという幼少期のエピソードを自伝的漫画作品などで紹介しています。
第2章では、のちに自身の作品に大きな影響を与えた過酷な戦争体験。第3章では、漫画家として成功するまでの軌跡を辿る映像や資料が展示されています。

後半の第4章から第6章では、水木さんの作品の魅力に迫ります。漫画家である一方で、妖怪研究家としても活躍した水木さん。
第4章では、漫画「ゲゲゲの鬼太郎」につながったとされる妖怪の絵が公開されています。また「ゲゲゲの鬼太郎」だけでなく…。

数々の漫画作品を世に送り出した水木さん。第5章では、水木さんの多彩な作風に触れることができます。

岡部楓子アナウンサー
「こちらでは、水木さんの名言が紹介されています」

生涯に渡り様々な名言を残した水木さん。そんな名言の数々を35種類の来館チケットに。記念に持ち帰ることができます。

岡部楓子アナウンサー
「そして今回のリニューアル、一番の目玉は企画展です。半年ごとにテーマが変わり、原画の展示も行われています」

今回のリニューアルで新たに登場したのが「企画展」。10月20日までは「鬼太郎の誕生」をテーマに、70年の歴史がある鬼太郎の誕生秘話について触れられています。

水木しげるさんの妻・武良布枝さん
「本人もあの世から感謝申し上げて、喜んでいることと存じます」

水木ワールドを存分に楽しむことができる新生・水木しげる記念館。いよいよ20日土曜日にリニューアルオープンです。

鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。