バレエ界で世界的な権威があるブノワ賞の記念公演が6月25日、ロシアの首都モスクワにある殿堂「ボリショイ劇場」で開かれ、最優秀女性ダンサー賞にノミネートされた東京バレエ団のプリンシパル、秋山瑛さんが「かぐや姫」を披露しました。

 作品は「竹取物語」を原典とし、ドビュッシーの楽曲で構成したオリジナル。秋山さんは受賞は逃しましたが、本場の観客から称賛されました。

「拍手とブラボー うれしかった」喜びかみしめる

 単独インタビューに応じた秋山さんは「まさかここで踊るとは。信じられない。どんな反応になるか心配していたが、観客は本当にあたたかくて。拍手とブラボーと。うれしかった」と喜びをかみしめていました。

 ブノワ賞は毎年、前の年に活躍したダンサーや振付家に贈られます。振り付けの金森穣さんも最優秀振付家賞にノミネートされていましたが、受賞を逃しました。

鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。