高知市の映画館で舞台挨拶に立ったのはダンディーな…この方。客席は多くの人でにぎわいました。

15日、俳優の奥田瑛二さんがやってきたのは高知市の映画館「キネマミュージアム」です。自らが出演している映画「かくしごと」が現在上映中です。

映画は奥田さん演じる認知症の父と記憶喪失の少年、そして女優の杏さん演じる過去に傷を抱える女性、この3人がつづるヒューマンストーリーです。

娘の安藤桃子さんがキネマミュージアムの館長を務めることもあり、奥田さんは10年前から高知に通う大の高知好き。ファンからはこんな質問が。

観客の質問:
「もし自分が本当に認知症になったらどんな状態になるだろうかなーと思うのと」

奥田さん:
「僕は101歳で亡くなろうと思っているですけど、ということはですよ101歳を確認するのは認知症の方ではできない。だから僕は101歳まで映画監督を続ける」

舞台挨拶はなごやかな雰囲気で時折笑いに包まれていました。

映画ファン:
「良かったですね。感動的でした。奥田さんの演技力、さすがと思わせる認知症のお父さんの演技で素晴らしかったですし」

舞台挨拶後、奥田さんは映画館の前でファンとの交流を楽しんでいました。

奥田さん:
「辛かったり、もうめんどくさいどうしたらいいんだって自問自答して深いため息つく人もこの映画を見るとため息ついている場合じゃないよね、って思っていただけると嬉しいな」

更にこんな裏話も。

奥田さん:
「(撮影の後に)コンビニに寄って缶ビールとつまみ、”サケとば”ですけど買って、それでおいしーなって景色を見ながらっていう日もあったし」

映画「かくしごと」はキネマミュージアムで7月4日まで上映されています。

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