日本で唯一現存する旧日本海軍の戦闘機「紫電改」。この機体を展示する愛媛県愛南町の展示館の建て替え計画案で、建設資材の高騰などから建物の大きさが当初の予定の約8割に変更されました。また完成の時期を1年遅れの2026年度に予定しています。

日本で唯一の紫電改の展示館は開設から約40年が経ち老朽化したため、県が建て替えの計画案を検討。これまでに紫電改本体と機体が引き上げられた久良湾を一望できる施設のイメージ案が示されています。

この計画案について5回目の検討会が4日に松山市内で開かれ、有識者に変更点が説明されました。

県によりますと、建設資材の高騰などから新しい展示館は建物の大きさを当初の予定の約8割に変更。ガラス面はサッシを増やして厚みを薄くするほか、展望テラスも中止して代替のスペースを屋外に確保。コストの削減を図るとし、有識者から理解を得られたとしています。

しかし事業費は、当初の予定の約3億8000万円から約5億4000万円の1.4倍程になる見通しです。

また新築工事の着工も1年延長されて来年度からになり、完成は2026年度にずれる予定です。

検討会は8月に最後の会合が開かれ、建物の計画や展示の方向性などを確認。まとまった計画案は事業計画に反映されるということです。

#愛媛県 #愛南町 #旧日本軍 #戦闘機 #紫電改 #展示館 #建て替え #コスト #資材高騰 #値上げ #物価 #縮小 #計画案

鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。