再来年の春に愛媛県で開かれる全国植樹祭に向け、苗木を子どもたちに育ててもらうプロジェクトが12日、今治市の小学校を皮切りにスタートしました。

このプロジェクト「苗木のスクールステイ」は、再来年の春に天皇皇后両陛下ご出席のもと、愛媛県で開かれる全国植樹祭に向け、県内の子どもたちに森や緑の大切さを学んでもらおうと企画されました。

この活動が愛媛で初めてスタートしたのは、「緑の少年団」を結成した今治市の朝倉小学校。全校児童が参加してプロジェクトの始まりのイベントが開かれ、県の久保圭一朗農林水産部長から児童の代表らに「クヌギ」の苗木30本が渡されました。

朝倉小・竹之内哉舞さん:
「2年後愛媛県で開催される全国植樹祭に向けて、お預かりした苗を全校みんなで大切に育てていきます」

渡された苗木は来年の春頃まで児童らによって育てられ、全国植樹祭のイベントで植樹されたり、プレゼントとして配られたりします。

県の職員:
「指の1センチぐらい水がたまるまでたっぷり水をあげてもらったら、苗木は元気に育つのでよろしくお願いします」

子どもたちは早速、教わったやり方で高さ30センチのクヌギの苗木に水やりをしていました。

朝倉小・中野せとらさん:
「みんなで草引きや色んな手入れをして大事に育てていきたい」

「苗木のスクールステイ」では今後、取り組みに参加する県内32の小学校や緑の少年団に約800本のクヌギの苗木を配る予定です。

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