美作市を舞台とした映画「風の奏の君へ」が6月7日に公開され、岡山市で出演者らによる舞台挨拶が行われました。

(俳優 池上季実子さん)
「ようやく生まれるんだと、とてもうれしく思う。その時間を岡山の皆さんと共有できることに感謝」

7日に岡山市で行われた舞台挨拶では約200人の観客を前に、主演の松下奈緒さんや池上季実子さんらが作品への思いを話しました。

映画「風の奏の君へ」は命の終わりを悟ったピアニストと茶葉屋を営む兄弟との大人のラブストーリーです。美作市在住の作家・あさのあつこさんの小説「透き通った風が吹いて」が原案で、美作市出身の大谷健太郎さんが監督を務めています。

撮影で約1カ月を過ごした美作市の印象を松下さんは。

(俳優 松下奈緒さん)
「景色がどこをとっても美しかった。緑のにおいや土のにおい、この景色を忘れたくない」

ピアニストとしても活躍する松下さんは今回、テーマ曲の作曲も担当。風の感触や緑のにおいなど現場で感じた感覚を曲作りに生かしたと言います。

(松下奈緒さん)
「みんなで一緒に作った。地元の人も応援してくれて手伝ってくれて愛おしい作品になった。岡山の人に見てもらうことでようやくスタートが切れた」

映画「風の奏の君へ」はイオンシネマ岡山など全国で公開されています。

鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。