伝統を継承する舞台が整いました。国の重要有形民俗文化財に指定されている香川県小豆島町にある農村歌舞伎の舞台、「中山の舞台」の大規模な改修工事が完了し、4月14日、落成式が行われました。

落成式には、小豆島町の大江正彦町長や農村歌舞伎の保存会の会員など約150人が出席しました。式では、神事を行い、工事の完了を祝った後、五穀豊穣を願う三番叟が奉納されました。

「中山の舞台」は、江戸時代に建てられた農村歌舞伎の舞台で、国の重要有形民俗文化財に指定されています。一方で、老朽化により舞台が傾き倒壊の恐れがあるとして、2022年10月から約9000万円をかけて大規模な改修工事が行われました。

(三番叟を演じた 箭木佑也さん)
「すごく準備してくれて、いい舞台の上で踊れたので、楽しく踊れて最高だった」

(三番叟を見た人は…)
「コロナが明けて大規模改修工事も終わって、本来の中山の農村歌舞伎が見られるなと。この文化が分かって触れて、現実にあるということで、感無量」

「中山の舞台」は今後、年に1回の奉納歌舞伎などで利用されるということです。

小豆島農村歌舞伎は3月、国の重要無形民俗文化財に指定されていて、小豆島の伝統を継承する舞台が整いました。

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