庄内三大まつりの一つ「酒田まつり」は、20日が本祭り。雨が降る中、呼び物の「山車(だし)行列」などが行われたほか、今年は特別に「ミッキーマウス」も参加してまつりを盛り上げた。

19日から始まった庄内の初夏の風物詩「酒田まつり」は、酒田市・日枝神社の「山王例大祭」を起源として、400年以上続いている伝統行事。
本祭りの20日は、26団体・約2000人が参加して「山車行列」が行われ、お囃子(はやし)に合わせて子どもたちの元気な「わっしょい」が通りに響いた。

大きな獅子に、パックンと噛まれる子どもたち。
噛まれた子は、健康になると言われる「獅子パックン」には、あいにくの天気にも関わらず、順番待ちの長い列ができていた。

(酒田市から)
「泣いてしまったが、噛んでもらったので元気にすくすく育ってほしい」

午後からは、酒田の歴史をテーマにした「時代行列」も行われた。
今年は、岩手・平泉から酒田に逃れた藤原秀衡(ひでひら)の妹・徳尼公と36人の従者が築いた、酒田港の繁栄の物語が繰り広げられた。
最後に披露された「花魁(おいらん)道中」では、あでやかな着物姿の女性たちが江戸時代の遊郭の姿を再現しながら練り歩いた。

「すごく上手。どのくらい練習したかなと思う。冥途の土産」

さらに、今年はスペシャルゲストも登場した。
ミッキーマウスたちが市内のキッズダンサーと一緒に、約1キロのコースを回った。

「ミッキーはテレビでしか見たことがなかったけど、間近で見られて良かった」
「最高でした! めっちゃかわいかったです。ディズニー最高!」

20日だけの特別なパレードに、沿道からは大きな歓声が上がった。

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