盤や駒を検分する藤井聡太名人(左)と豊島将之九段(右)=別府市上田の湯町で2024年5月17日午後4時8分、石井尚撮影

 藤井聡太名人(21)に豊島将之九段(34)が挑戦し、藤井名人の3連勝で迎えた第82期名人戦七番勝負(毎日新聞社、朝日新聞社主催)の第4局が18日、大分県別府市の割烹(かっぽう)旅館もみやで始まった。藤井名人は勝てばストレートで初防衛となる。5期ぶりの名人復位を目指す豊島九段は初白星を挙げて望みをつなぎたい。

 定刻の午前9時、立会の深浦康市九段が開始を告げると、先手番の豊島九段は一呼吸置いて7六歩と角道を開けた。

 持ち時間は各9時間。同日午後6時半に手番の者が指し手を封じ、19日に指し継がれる。

【新土居仁昌、丸山進】

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