美作市などを舞台にした映画「風の奏の君へ」。5月12日、ロケ地では特別上映会が開かれ、主演の松下奈緒さんによるピアノ演奏や舞台挨拶が行われました。

(訪れた人は…)
「自分達の間では美作には何もないと思っていたが、映画撮影をきっかけに美作番茶を飲むようになった」
「松下さんのラブストーリー作品があまりないので楽しみ。美作のきれいな景色が見られるのが楽しみ」

開演2時間前にはすでに長い列が…。

松下奈緒さんが演じた主人公のピアノ演奏のロケで使われた津山文化センターです。美作市や津山市を始め、各地から「応援キャスト」として出演した人たちも駆けつけました。

映画「風の奏の君へ」は美作市在住のあさのあつこさんの小説「透き通った風が吹いて」が原案で、命の終わりを悟ったピアニストと茶葉屋を営む兄弟との大人のラブストーリーを描いています。美作市出身の大谷健太郎さんが監督を務め、美作市や津山市を舞台に2022年に撮影が行われました。

12日は上映に先立ち、主人公を演じた松下さんのピアノ演奏が行われ、自らが作曲し、劇中で演奏した2曲が披露されました。

■1曲目 「小さな奇跡~Un petit miracle~]

■2曲目 3重奏「風の奏の君へ」

舞台挨拶では約700人の観客を前に大谷監督が「美作市や津山市の素晴らしさを再発見して頂きたい」と話し、松下さんが作品への思いを語りました。

(映画「風の奏の君へ」主演 松下奈緒さん)
「(2年前にこの場所で撮影させて頂きまして・)自分の本当の幸せ、本当にこのままでいいのか、立ち止まる事を初めてするのが岡山。岡山の皆さんもまだ知らない岡山があるのをこの映画を見て知ってもらえたら」

(美作市出身 映画「風の奏の君へ」大谷健太郎監督)
「見た人の心の中で完成していくので、どんな風に完成するのか作ってもらえれば」

「風の奏の君へ」の全国上映は6月7日からです。

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